現代を表すメタファーとして造形された新たな仏像、Guardian(ガーディアン)を展示。
展示時間
10月21日(金)16時~19時
10月22日(土)、10月23日(日)10時~20時
会場
マゼラン湘南佐島、
横須賀市ヴェルニー公園、
浄楽寺 本堂、
長運寺
【長運寺展示の時間 一部変更について】
10月23日(日)の11:00~15:00は長運寺様のご都合により拝観・拝見いただけませんのでご注意ください。
ご不便をおかけいたしますがご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
作品概要
仏像をテーマに現代アートとしてのフィギュアを製作、古の仏像からガンダムやエヴァンゲリオンなどロボットアニメへと日本の新旧の文化を造形の世界で魅了する作品群を展示します。
今回、Guardianと呼んでいる仏像のエッセンスを内包させた立体作品から四天王の新作をマゼラン湘南佐島の屋内とヴェルニー公園で展示し、また浄楽寺の本堂、長運寺の本堂では、これまで製作した仏像、Guardian(ガーディアン)を展示します。
作品コンセプト
幼き日といっても記憶はさだかではないが、頻繁に近畿圏の寺に連れて行かれ、仏像というものに出会った。
仏像たちのバックグラウンドなどの知識は皆無であったが、そこから発せられる得体の知れない雰囲気や溢れ出る濃密な空気にとても恐怖した記憶がある。
子供心に『畏怖』というものを感じとっていたのではないのかと思われる。
同時期に興味の対象であったSF映画・アニメ・ジャポニズム的ロボット表現におけるサブカルチャー。
それらに対しても作り手のこだわりと執念というものに、同じような空気を感じとっていたと思われる。
自身の中でキャンバスが変容した結果としてフィギュアという表現手段が生まれ、内部に様々なコンセプトを込めていく立体作品群が形づくられてきた。
それは、幼き日に仏像という物質やサブカルチャーの作り手の思考から感じとった『畏怖と畏敬の念』をダイレクトに表現するための手段となり始めている。
人生において、過去から未来に向けて蓄積され続けてゆく様々な思考や精神性を内包するための聖櫃・匣としての役割を担っていくのかもしれない。
土着の神々や仏教など、宇宙を構成する様々なものに祈りを捧げてきた太古の日本…
SF映画やアニメ、ジャポニズム的ロボット表現などのサブカルチャーに羨望を向ける現代日本…
双方が混ざり合わさることで生み出される、リアルな日本なるものという概念をガーディアン(Guardian)というフィギュアをフォーマットとした表現手段を中心に提示している。
そこに神話・物語性を加え、神獣・瑞獣等へと表現を派生し始めている。
アーティスト:
上根拓馬